【初心者・素人向け】無線LAN(ルーター)が遅い!?原因と対策

在宅勤務やSNS、オンラインゲームなど家庭内でも毎日インターネットを利用しますよね。

せっかく高速な光回線を契約していても、無線LAN機器(ルーター)が原因で通信速度が遅くなっているかもしれません。

この記事は下記のような方の参考になる内容になっています。

  • インターネットに関する基礎知識が無い
  • インターネットの通信速度が遅いと感じている
  • 光回線を契約して、無線LAN(ルーター)も設置しようとしている

「無線LANに関する基礎知識」と「無線LAN(ルーター)の通信速度が遅くなる原因」をご紹介します。

基礎知識

まずは、無線LANに関する基礎知識を知っておきましょう。

無線LANとは

パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する際、無線LAN(ルーター)があれば、Wi-Fiで接続することができます。スマートフォンなどは4G/5Gでインターネットに接続できますが、通信制限を節約するためにWi-Fiを使ったり、4G/5G契約の無いタブレットやパソコンでインターネットを利用する際にWi-Fiを使います。

通信速度

インターネットの通信速度を表す単位として、bps(ビーピーエス;bit per second)があります。

快適に在宅ワークを実施したいのであれば、目安として最大通信速度1Gbps(=1,000Mbps)は有った方が良いと思います。

規格

無線LANには規格と呼ばれるものがあります。携帯電話で言うところの3G/4G/5Gみたいのものです。

無線LAN機器(ルーター)・端末(パソコン・タブレット・スマートフォン)が、どの規格に対応しているか知っておく必要があります。

当たり前ですが、新しい機種ほど、新しい規格に対応しています。

規格最大通信速度
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)9.6Gbps(9,600Mbps)
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)6.9Gbps(6,900Mbps)
IEEE802.11n (Wi-Fi 4)300Mbps
IEEE802.11a54Mbps
IEEE802.11g54Mbps
IEEE802.11b11Mbps

“IEEE802.11ac”とか”IEEE802.11ax”とか呼び名がややこしいので、IEEE802.11axからWi-Fi6という呼び名も使うようになりました。同時にIEEE802.11acはWi-Fi5、IEEE802.11nはWi-Fi4という呼び名になっています。

IEEE802.11n
(Wi-Fi 4)
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)

原因その1 無線LAN機器(ルーター)が古い

上述したように規格が新しい機器の方が最大通信速度も速いです。

最近の端末(パソコン・タブレット・スマートフォン)であれば、IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)には対応しています。

※参考までに、iPhone11 / iPhone SE(第二世代)以降であれば、Wi-Fi 6に対応しています。

一方で、長年同じ無線LAN機器(ルーター)を使っている場合、IEEE802.11n (Wi-Fi 4)までしか対応していないということもあります。

せっかく、最新のスマートフォン・パソコンを使っているのであれば、無線LAN機器(LAN)も最新の規格に対応しているものを選びましょう。

対策

個人的には、IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)に対応していなければ、買い替えを検討した方が良いと思います。

原因その2 設置場所が悪い

せっかく最新の無線LAN機器(ルーター)を使っていても、設置場所が悪ければ、端末(パソコン・タブレット・スマートフォン)まで電波が届きません。

見栄えが悪いという理由で、テレビ棚の中に入れていたりすれば、場所によってはWi-Fiに繋がらないなんてことも起きてしまいます。

対策

無線LAN機器(ルーター)は、できるだけ、遮蔽物の無い、見通しの利く場所に設置することをお勧めします。

原因その3 ケーブルが古い

意外と盲点になるのが、ケーブルです。

イーサネットケーブルとかLANケーブルと呼ばれるもので、インターネット接続をする際に必要になるケーブルです。最近はあまり見かけることも少なくなりましたが、パソコンに有線LANで接続する時に使うケーブルと同じものです。

このイーサネットケーブル(LANケーブル)にも規格があります。ケーブル自体に規格の名前が印字されているので、よく見てみてください。

規格最大通信速度
CAT6A(カテゴリー6A)10Gbps(10,000Mbps)
CAT6(カテゴリー6)1Gbps(1,000Mbps)
CAT5e(カテゴリー5e)1Gbps(1,000Mbps)
CAT5(カテゴリー5)100Mbps

たとえば、IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)の無線LAN機器(ルーター)を使用している場合、無線LAN自体は最大通信速度9.6Gbps(9,600Mbps)を出すことができるのですが、ケーブルがCAT5(カテゴリー5)であれば、最大通信速度100Mbpsまでしか出すことができません。

対策

イーサネットケーブル(LANケーブル)の規格も確認し、古ければ買い替えましょう。

まとめ

「無線LANに関する基礎知識」と「無線LAN(ルーター)の通信速度が遅くなる原因」をご紹介しました。

無線LAN(ルーター)の通信速度が遅くなる原因は大きく下記3つです。

  • 無線LAN機器(ルーター)が古い
  • 設置場所が悪い
  • ケーブルが古い

通信速度が遅いと感じている方、これから無線LANの買い替えを検討している方は是非参考にしてみてください。

<span class="fz-12px">ありさん夫婦</span>
ありさん夫婦

さいごまで読んで頂き、ありがとうございました!

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